婚前調査でどこまで調べることができる?
婚前調査、素行調査、浮気調査など各種情報調査業務を扱う株式会社企業調査センターです。私たちは20年にわたり調査業務を行ってきましたが、ここ数十年で結婚観が変わり、ご両親が関与しないところで結婚や離婚が決まってしまう時代になってきました。そのような中で、せめてもの親心としてご子息様・ご息女様の結婚相手に問題がないか事前に確かめ、結婚後のトラブルを回避しようとするご両親は増えてきているように感じます。
そこで今回は「婚前調査」でいったい何がわかるのか?どこまで調べることができるのか?その内容や調査手法について詳しくお話したいと思います。
そもそも何のための婚前調査?
婚前調査の目的としては、ご子息様・ご息女様のこれからの結婚生活において起こり得るトラブルを事前に回避し、末永く幸せになってもらうためです。結婚生活でのトラブルがやがて離婚へと発展してしまわないように、事前にお相手の懸念事項を徹底的に調べておくのです。
しかし“子供の幸せを願って”の婚前調査は、すなわち手塩にかけて育てたご子息様・ご息女様のお相手を見極めるというハードルの高さを示しています。それだけに調査する内容は細かくなり、学歴や職歴、お金まわり、家族のことだけではなく、一歩踏み込んでお相手の人間性までが調査の対象となります。近年の離婚の理由第一位が「性格の不一致」なので、そのことを考えると性格や人間性を調べることは必須とも言えますね。
依頼主によって目的も落としどころも違う
婚前調査のほとんどは、結婚されるご本人からではなくご両親からの依頼になります。そしてそのような場合のほとんどは、ご本人の知らないところで調査が行われ、調査結果を最後までご本人が知ることはありません。さらには調査によって懸念事項が発覚しても、よほどのことでない限りご両親としてはその事実をただ手中に収め、結婚を取りやめる方向にも動かない場合もあります。ご両親としてはお相手のまるごとを知っておきたいだけなのでしょう。調査こそ細かい内容のものをご希望しますが、それは結婚を踏み留まらせるための情報収集ではないこともあるのです。
しかしご依頼されるのが結婚されるご本人という場合は、結婚すべきかどうかを判断するための貴重な情報収集になります。調査でわかったことは100%依頼者に伝えられるので、それがどんなに衝撃的な内容であってもご本人が知ることになってしまいます。そして、その後の判断はご本人に委ねられますが、結婚に対しての慎重さからの調査依頼となったわけなので、懸念事項が発覚した場合には破談に向かうケースが多いようです。
つまり、婚前調査は依頼主によって目的や内容も違ってくることをご理解いただければと思います。
知りたいことは何か?どこに不安があるのか?
婚前調査では結婚を考えているお相手の家族に関すること(家柄、親の職業など)及び本人に関すること(学歴、職歴、交友関係、人間性など)を調べるのですが、何をどこまで調べるかは依頼者様のご希望に沿う形で決めていきます。
ご子息様、ご息女様の交際相手として何度かお会いしてる経験から読み取れる懸念事項を思い起こしてみて下さい。言葉遣いが気になるようでしたらお相手の家柄、いつも派手な装飾品を身につけていることが気になるようでしたらお相手の収入や浪費癖などが懸念事項になるかと思います。もちろんそこだけをお調べするわけではなく周辺的なことも含めて総合的にお調べしていきますが、特に重点的に調べるべきポイントは予め確認しておきます。
婚前調査でどこまで調べることができるの?
婚前調査ではお相手のご家族に関することと本人に関することの両方を調べます。
お相手のご家族に関することとしては
・お相手の家柄
・家族構成
・ご両親の学歴、経歴
・所有資産
・借金の有無、犯罪歴の有無
などを調べることができます。
本人に関することとしては
・学歴、経歴
・交友関係
・異性関係
・借金の有無、犯罪歴の有無
・性格、人間性
などを調べることができます。
調査手法としては企業調査センターではSNS調査を重要視しています。SNSでは本人による投稿だけではなく、本人に関する友人・知人の投稿も掲載されているので、より立体的に人物像が浮かび上がってくるからです。学歴や職歴、犯罪歴、借金歴などは基本的な調査として行いますが、それだけでは表面的なことしかわかりません。企業調査センターはさらに踏み込んで、お相手の内面までも調査対象とし、SNS調査に加えて尾行、聞き込み、張り込み調査、さらには潜入調査なども必要に応じて行います。
これらによって人間性、性格、傾向、価値観などがわかるので、結婚すべきかどうかだけではなく結婚した後の円滑な夫婦関係を築くためのヒントも得ることができるでしょう。
企業調査センターが特に力を入れている調査は?
私たち株式会社企業調査センターが特に力を入れているのは、お相手の“中身”を知ることです。例えば破産歴や軽微な犯罪歴は分かりやすくネガティブな要素ですが、その理由や原因―例えば頼まれて何かの連帯保証人になって借金を負ってしまったなど―によっては意思とは関係なくやむにやまれずそうなってしまったこともあり得ます。目に見えて分かりやすいネガティブ要素だけで人を判断することは、お相手を正しく捉えているとは言えません。しかしこれらのように表面化されている情報だけで判断を下してしまう調査会社があるのも事実です。
大切なのはお相手の性格や人間性です。一時の過ちは挽回できますが、既に形成されてしまった性格や人間性などは簡単には変えられません。日頃の言動、人との関わり方、友人や家族との関係などからお相手の本質を知り、人として末永くお付き合いできるかどうかを見極めることが真の婚前調査だと思っております。
弊社には調査結果を元に人間性を分析するプロファイリング部門があります。SNS調査、尾行調査、張り込み調査、聞き込み調査、潜入調査などで得られた情報を独自の手法で多角的に分析し、表面化されていない部分も含めてのその人の本質に迫ります。弊社には心理学や行動科学の専門知識を持っている分析担当官が在籍しているので、主観的な判断ではなく論拠に基づいた客観的なプロファイリングをしております。
表面的な情報だけではなく一歩踏み込んだ情報を確実に得るという意味で、弊社の調査はきっとご満足いただけるものとなるでしょう。
婚前調査を終えた後に注意したいこと
婚前調査はご両親からのご依頼がほとんどです。調査で得られた情報をご子息様・ご息女様にお伝えするかどうかはご両親の判断にかかっています。得られた情報にもよりますが、もし総合的に判断した上でお相手として受け入れることをお決めになるのであれば、調査結果はもとより調査をしたこと自体もご子息様・ご息女様には伏せて置いた方が良いかと思います。あくまで本人たちの意思を尊重して、ご両親としては二人のことを全力で応援するという姿勢を貫き通すことで、その後の親子関係も良好なままでいられることと思います。
婚前調査はお相手の見極めであり、また安心材料を増やすためのものでもあります。大切に育てたご子息様・ご息女様を安心して送り出す決心を後押しするものとして、婚前調査を利用してみてはいかがでしょうか。